旅行業界の流通構造をアップデートする。「エンジニアマネージャー」の後任を募集します!

旅行業界の構造をアップデートさせていく

大久保さんの現在のお仕事は?

株式会社アップルワールドのソリューション開発事業部に所属し、自社サービスの基本設計やプロジェクトマネジメント、開発チームのメンバーマネジメント等を担っています。現在は先日スタートした「Travery(トラベリー)」に関わる時間が多く、リリース直前のタイミングでは(マネジメントだけでなく)工数の7割近くを自ら手を動かし開発に割いていました。

アップルワールドは1991年に創業した会社で、旅行会社向けにワンストップで世界のホテルを料金比較し空室検索と予約ができる「APPLE WORLD」というBtoBサービスを提供してきました。世界中の手配会社とシステム結合をすることで、150ヶ国・250都市・110,000件のホテル情報を網羅し「お客様が泊まりたいホテルの予約ができなかった」という旅行会社側の課題を解決しています。

2018年2月にアップルワールドは株式会社じげんの傘下に入り、第二創業期を迎えました。アップルワールドがこれまで培ってきた旅行業界の知見と、じげんグループの事業開発やメディア運営のノウハウを融合させ、旅行をしたい個人向けにホテルを一括検索・比較ができるTravery(トラベリー)をリリースしたのが2018年の10月です。旅を意味する”Travel”と、入場や入国を意味する”Entry”を組み合わせ、旅行者にとって一番いい旅の最初の窓口になりたいという想いを込めて命名しています。旅行業界はバリューチェーンがとても長いため、利益率が低くユーザー(旅行者)の料金も中々下がらないという現実があります。今回の「Travery(トラベリー)」でユーザー数を確保し、「APPLE WORLD」の保持する旅行会社とのアライアンス網を組み合わせていくことで、旅行業界の流通構造をアップデートしていきたいと思っています。

社内MTG中の大久保さん(写真右)

ユーザーからのフィードバックがやり甲斐

 現在のお仕事の楽しいところはどこですか

1つ目は、自分たちが作ったサービスを実際にユーザーに使っていただき、何らかのフィードバックを得られた時です。感想等の定性情報はもちろんのこと、ユーザー数が増える、ページのクリック率が上がる、コンバージョンまでの平均時間が短縮される、等の定量的なフィードバックも励みになります。ユーザーを動かすための行動心理学を勉強していたことがあったのですが、ユーザー目線でユーザビリティを改善していくことはとても楽しいです。

2つ目は、チームメンバーの成長が感じられる時。私は1から10まで手取り足取り教えるわけではなく、1つ進む上でのヒントを伝えて、ともすれば10も20も成長してくれることを意識してマネジメントに携わっています。会社という「目的を共有した共同体」なので、根本的な考え方や行動パターンはそんなに大きくは変わらないと思うんですよ。なので「どう伝えるとその人はさらに伸びるのか」は一人一人カスタマイズして伝えるよう意識しています。

メンバーの成長は嬉しい

技術が優秀でも、社会に役立たなければ事業として意味がない

アップルワールドに入社した経緯を教えてください。

小さい時からモノ作りが好きで、インターネットやゲームが好きであることも重なり、ゲームの専門学校に入ってプログラミングを学びました。卒業後はIT系の制作会社に入社し、合計で7年程度プログラミングやホームページ制作など、Webエンジニアとして色々なジャンルの仕事を経験しました。その後フリーランスとして独立し、大手電子書籍サイトのフレームワーク設計や、クーポンサイトの設計・開発等、大手企業と長期間のプロジェクトでお付き合いする機会にも恵まれました。

転機となったのは、某メガベンチャーで国内初の遺伝子解析サービスの新規事業に携わっていた時です。エンジニアのメンバーはずば抜けて優秀で、自分の技術的な成長も感じられました。ですがその事業は結局売上が立たず、プロジェクトは縮小。まだ日本社会には時期尚早なサービスだったんだと思います。その時に、いくらエンジニアが優秀でも事業として成功できないと社会からは認められないということを痛感しました。エンジニアとして、ビジネスを大きくさせていくことができる人材になるためには、フリーランス的な働き方では限界があると感じて、転職活動を開始しました。

いくつか転職先のお声がけはいただいたのですが、その中で選んだのがじげんでした。どうせやるなら社会の役に立てる実感を持てるサービスをしたいと考えており、じげんの掲げる「生活機会の最大化」という企業理念に共感したことや、高い事業成長率を維持できているビジネス開発力に興味を持ち、入社を決めました。

じげんに入社した頃の大久保さん

じげんに入社後は、住まい事業部で賃貸住宅情報サイトの「スモッカ」のプロジェクトマネジメントに携わり、自分自身も開発エンジニアを担っていました。1年前に、じげんがアップルワールドを子会社化し、住まい事業部で上司だった須崎がアップルワールドの社長に就任するタイミングで、新規サービスの開発部門マネージャーとして異動し今に至っています。

買収・統合を経て、アップルワールドの団結力は増した

 どんなメンバーと一緒に働いていますか?

既存ビジネスである「APPLE WORLD」に携わるエンジニアは5名、私がいる「Travery(トラベリー)」のエンジニアチーム(システムデザイングループ)は、私を含めて4名。年齢層は20代後半~40代まで幅広く、私のようにじげんから出向しているメンバーと、じげんグループになる前から在籍しているメンバーが混在しています。

じげんはこれまでも12件のM&Aをしていますが、弊社でもPMI(M&A後の統合プロセス)の難しさはもちろんありました。ですが、アップルワールドの執行役員に元DeNAトラベルで活躍していた深田を迎えたこともあり、社内の方向性や事業判断の統制が取れやすくなり、団結力は格段に増しました。新生アップルワールドになってからの入社メンバーも増え、じげんの得意とする事業開発のスタイルも浸透しはじめ、統合直後と比較すると社内は格段によい雰囲気になってきたと感じています。

クラッカーを鳴らすタイミングが遅れた大久保さん(写真左端)

サービスをよりよくしていくために、自ら発信できる力が必要

後任さんに期待することは?

私が2018年12月からソリューション開発事業部の部長職になったのですが、Travery(トラベリー)エンジニアマネージャーは引き続き兼務している状態です。部長として業務改善、組織作りに集中するべく、エンジニアマネージャー(チームマネジメント、開発ディレクション)の役割を後任の人にお任せしたいと考えています。

本ポジションでは、事業責任者やデザイナー、セールスやマーケティング等の他職種と的確にコミュニケーションを取り、開発に落とし込んでいく力が求められます。弊社ではエンジニアでもきちんと意見を出して、疑問に思う点や改善したい点についてはどんどん発言し、全員で一緒にサービスを良くしていくというカルチャーだからです。

エンジニアも意見を発信することが必要

レガシーな旅行業界に変革を起こしたい

最後にお伝えしたいことは?

旅行業界でエンジニアとして働きたい、という明確な志向を持っている人は、めったにいないんじゃないかと思います。ですが、レガシーなビジネスモデルに変革を起こし、もっと便利な世の中になるサービスを作っていきたい、と思ってくれるエンジニアは沢山いるのかなと。もちろん私もその一人です。

新しいサービスの立ち上げ時期なので、想定外のことだらけですし、今後も何が起こるかわかりませんが、どんな時でも諦めず前向きに課題に向かっていける人、サービスを育てていくワクワク感を共有できる後任さんと一緒に開発を進めていきたいですね。

取材後記:森

「人材」「不動産」「自動車」に次ぐじげんの主力事業として選んだ「旅行」の分野を担うアップルワールド。競合プレーヤーも多いこの業界で、じげんの持つマッチングテクノロジーを投入して新たなイノベーションを起こそうとしています。創業は1991年で30年近くの歴史があるものの、じげんグループに参入後はガラッと変化しベンチャーの雰囲気。服装も自由化し、役職付の呼び方もやめ、意思決定のスタイルもとても合理的になったそうです。
レガシーな慣習が残る旅行業界において、将来性の鍵を握るのはIT活用への迅速且つ適切な判断と言われています。アップルワールドのようなITを駆使したサービスを運営する会社が、旅行業界を大きくアップデートしていくことが予想されとても楽しみです。