がむしゃらに働いた20代。この会社が好きだと思えた30代。〜「採用責任者」の後任を募集します〜
年間採用人数、約130名!
滝田さんの現在のお仕事は?
採用業務全般と一部人事企画業務を行なっています。
年間の採用人数は約130名。正社員採用を中心に、60社超の人材紹介会社のコントロールから、メンバーが担当しているポジションのサポートまで、採用全般を見ています。人事企画については、コーポレートサイトの改修や営業職の人事制度の更新など、テーマ毎にプロジェクトベースで進めています。
採用の繁忙期は11月〜翌年6月。その間は、チーム全員で採用をやりきり、7月〜10月は人事企画のプロジェクトを進めていく体制を取っています。
急成長している会社を動かしていく面白さ
現在のお仕事の楽しいところはどこですか?
採用が事業成長に寄与していることを肌で感じられることが、何よりも面白いですね。
人材開発グループには各事業部の目標が細かく共有されるので、「必要なタイミングに必要な人材を採用できるかが、ビジネスのスピードを左右する」ということがよくわかります。その分、自分たちの仕事が、事業成長に繋がっているという実感はとても大きいですし、プレッシャーにもなります。
また、基本的には事業部のパートナーとして採用を進めていくのですが、経営陣からメンバーまで優秀な社員が多く、一緒に急成長している会社を動かしていることを感じられる点も魅力です。
特に、各事業部の事業責任者と行動を共にすることが多いのですが、個人的に相談することもあり色々と勉強になります。チームメンバーのことや自分のスキル面、施策をどう進めたらいいか、といった様々な内容に対し、「この本読んだ方がいいよ」、「こう進めたらいいよ」と、的確な壁打ちをしてくれる先輩がたくさんいるのは本当にありがたいですね。
30歳、結婚してからの転職
エムスリーキャリアに入社する前のキャリアと入社した経緯を教えてください。
もともと、学生時代からスポーツが大好きだったんです。
大学は、スポーツ科学部の一期生として入学して、「大学から始めてオリンピックを目指せる」と書いてあるポスターに惹かれてウィンドサーフィンを始めました。学生時代は、全国遠征しながら、年間300日以上は海にいる毎日でしたね(笑)。最終的にインカレチャンピオンになって、国体にも出場できました。
ウィンドサーフィン以外では、第1回東京マラソン開催時に、運営事務局でアルバイトをしていました。多くの方と一緒に働いていたのですが、その中でとても魅力的な女性との出会いがありました。「自分の手でマラソン大会を創りたい!」って必死で働く彼女を見ていたら、「この人みたいになりたい!」と、その女性に憧れてしまって(笑)。
その方がリクルートグループ出身ということを聞いて、新卒ではリクルートエージェント(現リクルートキャリア)に入社しました。
リクルートエージェントでは、ヘルスケア領域の担当営業として、企業の採用のお手伝いをしていました。3年半ほど働いて、スポーツ業界で働きたいという想いが強くなり、ゼビオに新卒採用担当として入社しました。4年間、新卒採用や店舗の運営、育成、新店採用をやらせてもらい、29歳の時に、異動の話を受けたのですが、「環境を変えて、自分がどれくらいできるのかを試したい」と、30代を目前に2度目の転職を決めました。

ゼビオ時代、当時の同僚と
3社目は、不動産ベンチャーで人事とビジネスサイドの両面を見る仕事をしていました。
このタイミングで結婚が決まりまして。結婚を機に、色々と先の人生を考えるようになりました。働き方は気にしなかったのですが、キャリアの選択肢が狭くなって身動きが取りづらくなるな、というのはすごく感じて。
「子供ができたら、転職できなくなるなぁ」
「本当に自分がやりたいことってなんだろう」
「世の中に価値があるものを創り出したいなぁ」
そう考える中で、30歳を過ぎて結婚を予定していることを明言して転職活動を始めました。
転職の時に大事にしていたのは、興味が持てる事業領域が良いという点と、会社のステージの2つでしたね。
そんな時に出会ったのがエムスリーキャリアで。もともとスポーツが好きだったので健康という分野には興味がありましたし、1社目でヘルスケア領域を担当していたこともあったので事業領域はとても魅力的でした。また、当時社員数は300名程度で、毎年100名採用を続けて急成長しているステージ。人事としての面白みが多いフェーズの会社だと感じ、入社を決めました。
仕事の進め方に慣れるのが大変だった入社当時
エムスリーキャリアに入社してどうでしたか?
採用担当として入社して、最初は求められる仕事の質の高さに驚きました。
それまでは、「直感を信じて、とにかく行動」というような仕事の進め方をしていたのですが、入社後は今までの仕事の仕方がほとんど通用しなくて。例えば面接の合格、不合格の基準も「会社にマッチする」だけだと認められない。「こういう質問にこういう回答をしたから、こういう価値観を持っている人であり、このポジションの求めるこの要素とあっている」というレベルでレポートが求められる。
入社して半年は、新しい環境に慣れるのが本当に大変でした。ただ、おかげで、今までよりも考えて動けるようになりましたし、採用以外の仕事でも効率の良い仕事ができるようになりましたね。「がむしゃらに量をやる」スタイルから、次のステージの仕事の仕方を学べたかな、と。個人的には、すごくいいタイミングでいい組織に入れたと思います。
メンバーの共通点!? ないかも(笑)

人材開発グループのメンバーと
どんなメンバーと一緒に働いていますか?
今は、アシスタントを含めて7名のメンバーがいます。
みんな個性的で、前職もバラバラです。ベンチャーの人事担当もいれば、コールセンターのSV、労務担当・・・
もしかしたら、メンバーみんなの共通点はないかも(笑)。
ただ、仕事に対してのモチベーションはみんな高いので、ベースのコミュニケーションでの苦労は一切ないですね。何も言わなくてもちゃんと仕事をするし、みんな優秀なので、自分も適当な仕事はできないという刺激とプレッシャーはあります。新しい施策も、どのような効果をどれくらい見込んでいるから何件やるのである、というのを明確に伝えないと、平気で突っ込まれます(笑)。
次のステージに進むために、リードしてほしい
後任さんに期待することは?
産休で12月からお休みをいただくのですが、しっかり引き継ぎをしたいので、まずは早めに入社してほしいです。
今後、採用として取り組んでいきたいことはいくつかありますが、一つはエムスリーキャリア独自のよい取り組みの露出ですかね。例えば、人材紹介会社とのコミュニケーションは、他社にも誇れるいい動きができていると思うので、もっと対外的にもアピールしていきたいな、と。日頃の接点の持ち方をはじめ、選考結果連絡の表現方法等、細かいところまでこだわったコミュニケーションができているからこそ、人材紹介会社経由でこれだけの採用人数を生み出せていると思うので。
また、今後は人材紹介会社以外の採用アプローチを試していくフェーズなので、新しい施策を積極的に進めていってほしいです。ダイレクトリクルーテイングの仕組み作りや、リファラル採用、求人広告の有効活用等々。それらの新しい採用の型を作っていく過程を通じて、人材開発グループ全体のレベルアップも進めていってほしいですね。メンバー全員が、事業責任者のビジネスパートナーとなれるようにスキルアップできると、組織として提供できる価値がもう一段あがる。組織全体が次のステージに進めるように、メンバーをリードしていってほしいです。
仕事の幅を広げていきたい人
後任さんはどういうタイプの方だとフィットすると思いますか?
チームに実行力はあるので、採用戦略を立てられる方だといいですね。もちろん、戦略を立てられてプレイングもできる方だとありがたいですが(笑)。
人材開発グループ自体が若い組織になりますので、良くも悪くも役割が決まりきっておらず、採用だけでも幅広く業務をお任せすることになります。また、成長を続けている会社ですので、今後も継続的に採用が発生することはもちろん、制度づくりや育成のニーズも多く出てきています。チャレンジできる機会は十分にありますので、人事として仕事の幅を広げていきたいというような方には、やりがいのあるポジションだと思います。
私にとっては、パーフェクトな会社!
最後にお伝えしたいことは?
エムスリーキャリアは、自分のペースで仕事ができる働きやすい会社です。もともと長時間労働をよしとしない文化なので、遅くまで残ることも少ないですし、オンオフの切り替えがしやすいです。全社的に子育て世代も増えてきたので、例えば「子供の都合で急にお休みをする」というようなケースもありますが、自然に許容する雰囲気がある、大人な組織だと思います。
一方で、20代の若いメンバーも多いので、部活動などの交流も盛んで、他部署の人と飲みに行くこともあります。毎日会社のメンバーと飲んでいた新卒時代ほどではないですが、ほどよい距離感が心地いいです。
仕事の評価は正しく給与に反映されます。半年に一度は全社で表彰もあり、全社員が一堂に会して盛り上がります。
また、人材開発グループでいうと、メンバーみんながのびのび働いているのが私としては嬉しいですね。私自身ものびのび働いていますけど(笑)。人事領域以外のことにもチャレンジできますし、仕事の幅は間違いなく広がると思います。
今の私にとっては、パーフェクトな会社ですね(笑)。
取材後記
自分の会社を「パーフェクトな会社」 と言い切る滝田さんに驚きと感動を覚えました。
なかなか言えない(言う機会に巡り会えない)言葉だと思います。
また、お話を伺う中で、エムスリーキャリアが手掛けている事業について楽しそうにお話する姿も印象的でした。
採用責任者としては、事業(ビジネス)に強い興味を持てることも欠かせない要素で、「人が好き」だけでは務まらないのだなと感じました。
仕事の幅を広げたいチャレンジ精神旺盛な方にとっては「パーフェクトな会社」と出会うチャンスだと思います。